あったらいいなというものかどうかは若干微妙ですが、近い将来、見たり聞いたりしたものを全て記録し続けるような時代になる気がします。
グーグルグラスのようなガジェットで、その人が見た物、音声、場所などを全て録画・録音。
データは随時、どこかのサーバーに飛ばして保存。
そして、例えば「先週の田中さんとのミーティングで出た、○○の話」と言うと、自動で検索して該当のシーンを再生してくれる。
単に記録するだけでなく、画像認識技術、音声認識技術で、誰と話をしていたのかという情報や会話の内容も記録されているので、簡単に検索ができる。
といった感じ。
ドライブレコーダーの人間版。
そうなると、こんなこと活用できそうです
- 子供と遊ぶときに、わざわざビデオカメラやスマホを取り出して写真や動画を撮るといった必要性が減る
- 決定的瞬間を撮り逃さない。事件等でも様々な目撃情報を、多角的・客観的に収集出来る
- 言った、言わないという争いは減る(無くなりはしない?)
- 会議で議事録不要
- 相手の名前を忘れてしまったとき、教えてもらえる
- 忘れてしまった過去の変哲もない日常、若かったあの頃の甘酸っぱい思い出も、引っ張り出せる
ただ、問題点としては、
- 常にカメラを向けられているような状況なので、嫌悪する人が出る可能性。社会が受け入れない可能性が高い
- 極めてプライバシーの高い情報が保存されるので、漏洩したときは取り返しがつかない
- 記録に残したくない時にはスイッチを切れるようにはなるでしょうが、逆に記録がないとヤマシイことをしているとみなされる
- そんなに記録しても、そんなに活用はしない?
- 曖昧なままが良かったものが、白黒しすぎて、ギスギスした社会になる?
現実的には、
皆が使用するという状況は歯止めがかかりそうですので、
証拠保存の観点から警察官が使用する、とか
普及しない時期に、個人でこっそり使って、日常を記録するツールにする
ぐらいが現実的かもしれませんね。